アセクシャルについて
ウィキペディアによると「アセクシャル」とは日本語で「無性愛(むせいあい)」にあたります。
他人に対し性的魅力を感じることがなく、性的な行為への関心や欲求が少ないか、あるいは欲求がないことです。
「性的に他人へは惹かれず、性的行為への欲求が少ないかもしくはない」
こういう人たちを「アセクシャル」と呼びます。
以前のブログでも紹介しましたが、人口の1%の人がアセクシャルと言われています。
次にもう少し詳しくアセクシャルの特徴をそれぞれ見ていきましょう。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/無性愛
「性的な欲求が少ないか、もしくはない」
アセクシャルの人々は、他人に対する性的魅力や欲求を全く感じないかもしくは少ないことが特徴です。
それは人に対して興味や魅力を持つこととは違って、性的な関心が低いか、全くないかということです。
性的な関係や行為に興味がないため、相手が性的な関係を望んでいる場合、うまくいかないことがあります。
「恋愛感情をもつことが難しい人が多い」
恋愛感情をもつことが難しいアセクシャルの人が多く見受けられるようです。
性的な魅力や欲求を感じないため、「よくある恋愛のパターン」や「期待」に沿うことが難しいからです。
恋愛における身体的な親密さは、多くのばあい二人の関係を深める方法として大きな役割を果たします。
アセクシャルの人は性的な活動に興味を持たないため、このような親密さを築くことが難しいと言われています。
「性愛的でない関係をきずく」
性的な関心がない代わりに、「感情的なつながり」や「深い愛」に焦点を当てた純粋な関係をパートナーと築くことができます。
パートナーとの関係をより深く理解し、性的な欲求に左右されることなく支え合う関係を楽しむことが可能です。
社会の認知度
LGBTの総合的な認知度は以前と比べるとあがってきています。
このグラフは、厚生労働省発表のLGBTの人たちに関する企業における認知度です。
「LGBT」という言葉の認知度はかなり高いですが、厚生労働省調査の中にもまだ「アセクシャル」という言葉は出てきていません。
「ゲイ」や「レズビアン」と比べても認知度が低く、当事者は誰にも分かってもらえないと孤独を感じやすい状況になっています。
恥ずかしながらわたしも日本LGBTサポートにはいり研修を受けるまで、アセクシャルのことを知りませんでした。
まわりには、「まだいい人に出会えていないだけ」とか「そのうち気持ちが変わるよ」と言われて傷ついている方も多いかもしれません。
そんな中、少しずつではありますがメディアはアセクシャルをとりあげ始めました。
2022年1月スタートのNHKドラマ「恋せぬふたり」では、アセクシュアルの2人が始めた同居生活を題材にした全8回のドラマした。
2022年12月に公開された映画「そばかす」はアセクシャルである女性が主人公の映画です。
NetflixやAmazon、ディズニーのアニメでも少しずつですがアセクシャルである人が登場人物だったり、または主人公だったりするものを取り扱っています。
アセクシャルの人同士があつまり、相談できるコミュニティ
一般社団法人 日本LGBTサポート協会
わたしが加盟している団体になります。
不定期でアセクシャルの方向けのズームオンライン交流会を開いています。
プライドハウス 東京 レガシー
東京にある居場所であり交流の場であり、情報収集の場所でもあります。
結婚したい!パートナーが欲しい!
アセクシャルの人たち同士どのような結婚、パートナーと家族のかたちがあるのでしょうか。
アセクシャルの人々は性的には惹かれませんが、純粋な人間関係や、パートナーをつくり二人三脚で人生を生きていきたいと思っている方も沢山います。
家族のかたちとして、お互いがアセクシャルである男女同士パートナーになったり、
結婚した後で自分がアセクシャルであることに気づき、お互い話し合い理解のもと結婚を続けていく場合もあります。
それぞれ違った幸せのかたち、家族のかたちが人の数だけあることが当たり前になるように。
アセクシャルの方への結婚相手、パートナー探しもしております。
ご自身のタイミングでどうぞお問い合わせください。